第2話 『ワナにはまりそうなタイプの人とは?』 


カンバンをつける目的はあくまでもお客様からの問い合わせ
→反響を入れる為です。

すなわち、書かれている物件内容に割安感・希少価値があればよいのでカンバン物件そのものを売ることにはあまり期待はしていません。


それよりも、お客様の「名前」「電話番号」をゲットすることが彼らの最大の目的なのです。

そのため、いくら「物件を直接見に行きたいので住所を教えてください」と言っても連絡先を言うまでは教えてくれません。

また、「FAXで資料を送ってください」と言っても必ず電話番号を聞かれるでしょう。

お客様からの問い合わせがありそうな物件を営業マンは、日々求めています。

業界では看板をつけることで反響が入りそうな物件を「看板物件」、反響が入った後に営業マンが本当に売りたい物件を「本命物件」といいます。

その差があるほどコントラストの原理が働き、「本命物件」が良く見えるのです。

デキる営業マンは「本命物件」を売るために、引き立つような「看板物件」を探します。

まれに「本命物件」そのものを貼るケースもありますが、誰からみても本当に良い物件とはそんなに割安感はなく反響はあまりありません。

そんなカンバンについ電話をかけてしまう人を営業マンはどうみていると思いますか?


       ♪♪♪


看板を見て問い合わせがあったお客様は営業側からは一般的に「いい客」として見られています。

というのは、実績・信用のある会社かどうかを気にするよりも、物件そのものが気になる人、「※即案」がとれる人は【物件さえよければ衝動買いをするタイプ】=Aランク客だからです。
(※「即案」…反響が入って、ソクその日に物件案内になること)

データでは看板を見て問い合わせをしてくるお客様は、2ヶ月以内に購入を決めてしまうことが多いともでてます。

普通のお客様はその会社をインターネット等で調べたり、資料だけの郵送を希望するものです。

社名の書いてない看板や初めて聞くような業者に問い合わせをすることはとても勇気がいるはずです。

あなたがAランク客のタイプだとしたら、営業マンからの猛烈なアプローチが待っています。
毎日電話がかかってくることも当たり前です。
彼らは必死です。いい客を逃さないために・・・~((* ^。)__% ̄ ̄~~~~~~(((


また、「たまたま通りかかっただけなので」という、否定の言葉も【断りきれないタイプ】=さらにA客というシグナルを出しているようなものです。

野菜を買うのだって「○○産」かを確認しますよね。それなのに社名も書いていない業者に問い合わせをしてしまうのは何故でしょう。

不動産=専門的のイメージが強く、詳しいことはわからないので頼るしかないと思うのでしょうか。

少し冷静になって考えてみてください。


(((●本日の教訓●))))))))


     カンタンに入手できる情報は気をつけよう



不動産は高い買い物です。
どうしても気になる場合は業者名と連絡先を控えキチンと調べ、あせらず行動しましょう。

購入後、数年でその仲介業者は無くなっているかもしれませんよ。