首都圏中古マンションの成約率2年ぶりの2桁増し


不動産総合情報サービスのアットホーム(株)は、2007年8月における首都圏の流通市場動向を発表しました。 

8月の物件登録数を見ていると、中古マンションが1,819件(前年同月比16.0%増)となり、前年同月比は5ヵ月連続のプラス。新築戸建も、1万1,203件(同6.6%増)で、前年同月比で5ヵ月連続のプラスとなっていました。

 首都圏の物件成約数は、中古マンションが547件(同1.1%増)と、プラスになった。主な要因は、神奈川県が、横浜市の復調と川崎市の堅調な推移により18.1%の大幅増となったため。新築戸建は1,570件(同14.5%増)となり、二ケタ増は2年ぶりとなった。中古戸建は284件(同▲5.0%)となり、再びのマイナスとなった。

 平均成約価格は、中古マンションが1平方メートル当たり36万5,800円(同9.0%上昇)で9ヵ月連続のプラス。1戸当たりは2,266万円(同13.3%上昇)で8ヵ月連続の上昇となった。新築戸建は、1戸当たり3,630万円(同▲0.2%)で14ヵ月ぶりにマイナス。中古戸建は3,229万円(同12.0%上昇)で4ヵ月連続のプラスとなった。

上記を見ていると、マイナスになっているのが中古戸建の物件成約数や新築戸建の1戸当たりの成約価格でした。
中古戸建の物件成約数が減少しているのは、日本人の特長と言える結果でしょうか?!
海外と比べ、まだまだ中古物件の取引が少なく、新しい物好きの日本人にはこの先も中古戸建の成約数が右肩上がりになるのは難しそうですね!

上記にあります神奈川県が、横浜市の復調と川崎市の堅調な推移により首都圏の物件成約数がプラスになったと記載してありますが、やはり都心部の地価の上昇や都心部までのアクセスのよさが横浜・川崎に集中してきたのではないかと予測ができます。
これから先、電車でのアクセスがよい郊外が人気が出てきそうですね。