第12話 『欲しい物件情報だけが手に入る、5つのポイント』


物件の問い合わせをした時に、どのように希望条件を伝えれば
いい物件を的確に紹介してもらえるのでしょうか?

ホームページや住宅情報誌などの具体的な物件の問い合わせから
家探しを始める方が多いですが、問い合わせ物件で気に入ることは少なく
そこから営業マンと2人3脚の物件探しが始まります。

1社だけに物件探しを依頼するケースよりも数社に依頼することが多いので、
問い合わせをする際に、具体的な物件の情報のみをもらうのではなく、
希望条件を的確に伝えることがいい物件探しの近道になるわけです。

条件を絞りすぎてもいけないし、その逆で広すぎても探しにくいのです。


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 1、 物件探しを始めたきっかけを伝える
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皆さんは何かきっかけや訳があって家探しを始めますよね。

探して欲しい条件を伝える前に、そのきっかけを
しっかりと営業マンに伝えましょう。

場所と予算だけで物件を紹介する営業マンも多いので
まず、軸がぶれないないように探してもらうことが大切です。

自分では考えていなかった気付きを営業マンからもらうこともあるのです。

特に買い換えを考えている方は何が原因で探し始めたかは大切なポイントですね。

例えば
【手狭になってきた場合】
 →今の住まいの広さを間取りでなく?数で伝えること

 ※90?の3LDKに住んでいるのに85?の4LDKを紹介してもらっても
  意味ないですからね。

【日当たりが悪くなった場合】
 →人によって感じ方が違うので今の住んでいる状況をみてもらう

【築年数が古くなってきた場合】
 →建築年月日を伝え、今よりも築年数が浅く、程度の良い物件を紹介してもらう

【引越しの時期がある場合】
 →それまでに完成する物件を紹介してもらう

 ※もし、2〜3年以内にと伝えて、がっかりして態度が変わる営業マン
  なら付き合いをしない方が良いでしょう。

などが考えられます。

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 2、 予算を伝える
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ハッキリといくらの予算かを伝えましょう。

○○○○万円〜△△△△万円ぐらいと伝えると
ほぼ上限に近い物件か予算よりも少し高めの物件を紹介されます。

いい物件だったら少し予算をあげてもいい
などあいまいな言い方はしないでください。

物件を見ていくうちに予算は上がってくるものですから
自分が思っている予算よりも5%ぐらい低めの予算を伝えましょう。

「○○○○万円以内でお願いします。」と。

それでも伝えた金額以上の物件を営業マンが紹介してきたら
価格が安くなる可能性があるということでしょう。

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 3、 優先順位を伝える
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物件探しをする前に優先順位を決めても
見学するにつれて条件が変わることが多いですが
最初に決めておくことが結果的に近道になります。

すぺての条件を優先順位の第1位にしている人もいますが
それは掘り出し物件のみを探して欲しいといっているようなものです。

営業マンにそれを伝えても
「そんな物件はお客様の予算ではありません」と言われるか
まったく物件の情報がこないことになるでしょう。

「あそこの物件は日当たりがよかった」
「次の物件は駅から近くてよかった」
「最後に見た物件は間取りがよかった」
と思っても、それらをかなえるパーフェクトの物件はありません。

そんな時に当初考えた優先順位が役に立ちます。

・場所
・環境
・駅距離
・土地面積
・建物面積
・間取り
・道路付け
・通勤時間
・通学時間
など
考えられる要素を書き出してみて、家族で話し合い
物件の問い合わせをする前に決めておきましょう。

優先順位をもっているお客様は営業マンにとっても物件を探しやすいのです。

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 4、 希望の間取り、建物の広さを伝える
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土地の面積は広いにこしたことはありませんが
同じ広さでも建ぺい率、容積率によって建築面積はかわりますので
土地の面積の希望を伝えるよりも、建物の間取りと広さを伝える方がいいでしょう。

同じ4人家族でも年齢・ライフスタイルによって希望する間取りは様々です。

家族の希望する間取りが広告などに載っていたら
切り取っておいて渡すのも得策です。

また、希望する間取りが入るには最低何?の床面積が必要であるか
も数字で伝えましょう。

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 5、 その他特別な条件を伝える
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・子供の学校区

・車庫が並列2台

・方位、家相

など特別な条件も最初に伝えましょう。

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